コミュニケーションは人生の土台

すっかり東京は寒くなりましたが、皆様のところはいかがでしょうか。
味方の学校のカンカンです。

 
先日、いくつかの交流の場に参加しました。
一見すると接点のないイベントですが、振り返るとすべてに共通する大切なテーマがあったなぁと気づきました。

 
それは「コミュニケーション」です。

 
私が参加した三つのイベントと、そこから学んだことをご紹介

 
1. 終末期の「心の痛み」に向き合う:スピリチュアルケア講座

台湾から来日された法師様や飛騨千光寺 木下大圓住職によるスピリチュアルケアの講座に参加。

長年、台湾の緩和ケア病棟で終末期の方々と向き合ってこられた法師様や、木下大圓住職の話は取り組みの深さに心揺さぶられました。

終末期ケアにおけるコミュニケーションは
・「心の痛み」を聴き、寄り添う対話。

命の終わりに差し掛かった方の心の叫びに誠実に向き合う姿勢は、これから他者とどう関わるべきかを深く考えさせてくれました。学びだらけの2日間でした。

 
2. 世界が一つになる笑顔の空間:大阪万博

会場のスタッフさんも参加者も、国籍や年齢に関わらず誰もが笑顔。世界中から集まった人々が、一つの空間で文化や技術を分かち合い、楽しむ場でした。

万博でのコミュニケーションは
・言葉を超えたおもてなしの心や感謝の循環
老若男女、世界各国の人々との交流

「おもてなし」という心は、万国共通なのだと肌で感じました。感動と共に、交流の輪が広がるエネルギーにずっと圧倒されっぱなしでした。

 
3. 今の自分を形作るご先祖様への感謝:地蔵流し(先祖供養の行事)

京都・嵐山で行われた「地蔵流し」という先祖供養の行事。
家系学を学んだ方々と一緒に、今自分がここに生きているのはご先祖様が命を繋いでくださったからこそ、という感謝の気持ちを込めて、お地蔵様の紙を川に流しました。

この行事におけるコミュニケーションは
• 直接会話できないご先祖様へに感謝を「伝える」「祈る」という心の対話。
• ルーツを辿り、自分自身の存在意義を見つめ直す内省的な対話。

感謝の気持ちが、静かに心を満たしていくのを感じました。

 
共通しているのは
形は違えど「コミュニケーション(対話)」

 
人は誰かと関わり、何かを伝えて繋がっていくことで精神的な豊かさや安心感、生きる喜びを得られるのだと再認識しました。

 
人生の始まりから終わり、そして国境や世代を超えて私たちの土台にあるのは、やはり「コミュニケーション」なのだと思います。

 
質問

 
 
インストラクター
中村 暁子(なかむら あきこ)
HP
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